5年ほど前、坂出の宮下泰典氏にさつまいもの栽培方法についていろいろと教わりながら始めました。
まず①雑草防除の為に黒マルチを張った畝を立てる。
②畝の上に土をひく。
③芋のツルをU字に植える。
④その上からマルチを張る。
と芋のツルが届いて宮下さんに定植の最終手順を電話で聞いていました。
マルチの上に土をひく?
マルチの上にマルチをかける?
と何度も聞き直しましたが、いっこうに理解出来そうにありませんでした。
そのまま、坂出に向かって現地を見せていただき、更にそれぞれの役割や注意点を聞いてはじめてあるべき姿を理解できました。
①黒マルチは日光を遮光して、草の生育を防ぐことと、太陽の熱を吸収してマルチの中の気温と地温を上昇させ根の生長が順調に進むことを目的にし、更に土の湿度を保ち感想から守る。
②畝上の土はマルチ押さえとツルの焼け防止のための座布団であること。
③定植後は、水と温度が必要で発根を促し、活着させることを最優先にする。その時光合成のための太陽の光は必要ではない。地温上昇に太陽光は必要。
④紙マルチは太陽光を防ぎ、つるの乾燥を防ぎ活着を促す働きをする。
⑤芋のツルは貯蔵栄養分で発根し、発根後芽が育ち紙マルチを破って成長する。
と言うことを理解できました。「何事も百聞は一見に如かず、百見は一験に如かず」ですかね。